天空の花園 入笠山満喫コース 2023/06/25

昨日は天気が良かったので、いつも楽しんでいる「駅からハイキング」で涼しいところに行こうと思って、小淵沢の先のコースを選んだ。

富士見駅

目的地は入笠山、富士見駅前には送迎バスが待っていた。10分ほどで山のふもとに着いた。

パラグライダー教室

さぁ、ここからゴンドラで700m以上上がるのだ。あまりの急斜面で登山道はないらしい。でも下を駆け下りているマウンテンバイクは見えた。

山頂駅でゴンドラを降りると、そこが「駅からハイキング」スタート地点のはず…

いつもならのぼりが立っていて、JRの制服の人がいて、地図を配っていて、となるのだが、見渡してもどこにもそんな様子がない。え~、スタートどこ?

しかたがないので、もう「駅からハイキング」は忘れて山頂を目指すことにしよう。

入笠湿原

入笠山麓の標高1,734mに位置する、面積約1.85ヘクタールの湿原。湿原とは文字通り「湿った草原」のこと。変化していく状態によって「低層湿原」「中間湿原」「高層湿原」の3種類に区別されており、入笠湿原は「高層湿原」にあたる。春から秋にかけて様々な草花が咲くことから、入笠登山とともに多くの人々が訪れている。

「入笠湿原」の名は富士見町や山小屋関係者によって、1977年(昭和52年)に名付けられた。それ以来地元では、湿原や草原の立ち入りを防止する柵の設置や湿原への木道整備など、入笠湿原や周辺の草原存続・保護に努めてきており、すずらん大群落を始めとする多くの草花を増やすことに成功すると共に、湿原植生は維持され、貴重な植物も生育している。

湿原では、レンゲツツジクリンソウ、アヤメが花盛りだった。

クリンソウの群生



湿原を通り抜け、小一時間山登りをすると、360度の展望が開ける山頂にたどり着いた。

山頂で撮ったパノラマ写真を三分割してみた

こんな景色が見られるなんて、よほど日頃の行いがよかったのでしょうか。

お互いに写真を撮りあった人と、まわり中 山だから名前なんて全然わからないですね、と笑いあったりして山頂の空気を楽しみ、同じ道を下山した。

 

往きのバスで運転手さんが、2時半には下りのゴンドラに乗ってくださいよ!と言っていた。なぜならバスは一日一往復、帰りは3時の一本なのだ。(でも無料)

ゴンドラ山頂駅には貸し出し用トレッキングポール(無料)が置いてあったり、ワンちゃんのエチケット袋を捨てる専用ゴミ箱があったり(実際、ワンちゃん連れが多かった)、下りのゴンドラに乗るときは温かいおしぼりを渡してくれたり、降りると山野草のプレゼントがあったり…

なにかと気の利いたサービスを感じたお山だった。

 

ゴンドラに乗るときには花のガイドブックをもらったので、それと照らし合わしながら、撮ってきた写真を並べてみよう。

ベニバナイチヤクソウ

キバナノヤマオダマキ

ササバギンラン

シロバナノヘビイチゴ

サンリンソウ

ツマトリソウ

マムシグサ

スズラン

ニッコウキスゲ

ミヤマエンレイソウ(花が終わっている)

ヤグルマソウ

これは何だろう?アズキナシ?虫がたくさん集まっている

サルオガセ

ズダヤクシュ

ハクサンフウロ

マイヅルソウ

歩いたのは6Kmぐらいか… 

ゴンドラで急降下したのがわかるかな~