もう三月も終わりだし、高尾山のスプリングエフェメラル(春の妖精)たちは姿を消したかな…と思いながらも、出かけた。
高尾駅ホームで乗り換え電車を待っていると、眼下に見えるお寺の境内に桜が咲き始めていた。ソメイヨシノではないと思うけれど…
今日は、人通りが少ない6号路を歩くことにした。
かわいい花は撮れないかもしれないから、これでも撮っておくか…とパチリ。シダの若芽です。
6号路は川沿いなので湿気が多いらしく、ユリワサビの花が咲いていた。
しばらく歩くと、おお、いました妖精さん
花が少し紫がかっているので、違う花(アズマイチゲとかキクザキイチゲ)かな?と思ったが、葉の形からしてやはりニリンソウだろう
きゃぁ、君たちはネコノメちゃんではありませんか!会えるなんて思ってなかったよ
ヨゴレちゃんもいました。不名誉な名前だけど、スポットライトが当たっているように見えてよく目立つ。
これはサンシュユだと思ったが、通りかかった方がダンコウバイだと言っていた。
サンシュユはミズキ科、ダンコウバイはクスノキ科でほんのりいい香りがするのだそうだ。
頂上近くでなんと、春蘭を見ることもできた。
そして富士山! もう最高だ~
山頂は午前10時でもけっこうな賑わいだ。早々に退散しよう。帰り道は稲荷山コースにした。
こちらは花はほとんど咲いていない。下りは苦手なので足元ばかり見ていて咲いていても見逃したのかもしれないが…
いやいや、見つけましたよ、カンアオイ!
「この紋所が目に入らぬか!」のアオイの葉がなければ絶対に見つけられなかった。
6号路を登り始めたときにはウグイスの声がずいぶん聞こえた。そのウグイスとどんな関係があるのか知らないが、かわいらしいピンク色の花ウグイスカグラも見つけた。
というわけで、ちょっと自慢したくなるような春のハイキングだった。
7.6Km