旧甲州街道を歩き大月の桜を満喫するハイキング 2022/04/10

 この日のハイキングはちょっと贅沢して特急列車に乗り、大月に行くことにした。
指定席でくつろいで過ごすのは久しぶり、本でも読もうかしら。。と思い、駅ナカの本屋さんで手に取ったのがこれ。

ま・く・ら 柳谷小三治

https://www.amazon.co.jp/dp/4062637774

 

小三治さん、死んじゃったなぁ。。

革ジャンでバイクに乗ったり、オーディオや音楽に造詣が深かったりで、勝手に若手のイメージを持っていたけれど、もう齢80になられていたのですね。

くすっとしたり、ほっこりしたり、2話も読んだところでもう大月に到着。さて、歩きますか!

 

まず最初は岩殿山丸山公園。途中、下からは垂直の岩盤が見えて、あの上に登るのかと慄いたが、丸山公園はずっと下の方だった。ホッ

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岩殿山

 それでも、急坂では足が前に進まない、進まない。若い人がどんどん追い抜いて行った。

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丸山山頂(444.4m)から

 

 絵に描いたような富士山と桜を堪能して下山。

大月には桃太郎伝説にまつわる地名や伝説が残り、市内にはゆかりの地が点在する。

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鬼の盃

岩殿山の赤鬼が夜な夜な酒盛りに使った盃だそうだが、う~ん、人が作ったものでしょ(笑)

 

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葛野川サイクリングコース

葛野川のせせらぎを感じながら車を気にせず歩けるサイクリングコース。川ではアユ釣りをしている人もいる。

 

サイクリングコースを南下し、中央自動車道をくぐってしばらく行くと「名勝猿橋」に出た。

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猿橋

橋脚がなく両岸から張り出した4層のはね木で支えられている独特の構造の橋。

commons.wikimedia.org

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猿橋と水路橋

広重の絵に近いのはこちらの風景か。。

 

猿橋から遊歩道でつながっているところに猿橋公園があった。桜も満開、芝生広場や遊具もあって、のんびり日向ぼっこを楽しんでいる親子連れが多かった。

その一角にこんな看板が。。。

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猿橋溶岩流
今より約6千年前の新富士火山古期溶岩流が、 富士山より延々30km以上を桂川に沿って流下してきた溶岩流の末端部です。 この溶岩は、 厚さ約9mの玄武岩からなり、上下限は 岩滓状の溶岩で、 冷却固化した時に中の気発性のガスが逃げた穴が無数に見られます。 溶岩流中心部には、 材木を並べたように見える柱状節理がきれいに発達しています。
大月市

 

こんなところまで富士山の溶岩が。。こわいですねぇ。

ちなみに、いつもの地図に富士山が入るよう縮尺を調整すると、紫色の線の右の端がこのあたりだ。

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さて、行程も終わりに差し掛かり、大月駅に向かって歩いている。

途中、高いところから太いパイプが降りている。なんだろうと思って写真を撮ったが、発電所のようだ。(もっとも発電設備はこの下にあるみたい)

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東京電力駒橋発電所

駒橋発電所山梨県の東部に位置し、富士山を源とする桂川より年間を通して豊富で安定した水量が確保できます。
 明治40年(1907年)に発電所の運転を開始した歴史のある発電所で、工業化が進む大電力需要地である京浜地区の電力供給ニ-ズに応えるため建設されました。

富士の国やまなしインフラガイドより

 

最後に訪れたのはやはり桃太郎伝説のある神社

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厄王大権現(桃太郎神社)

桃太郎と鬼が話し合いをした場所と言われているそう。珍しい鳥のさえずりが聞こえたが種類はわからない。

出逢った春の花も載せておこう

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ヤマエンゴサク、ジュウニヒトエ
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ムラサキケマン、キケマンソウ
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ニリンソウタチツボスミレ

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カテンソウ

 

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途中で道を間違えたりして12.3Km

もう紫外線が強いので、そろそろお散歩の季節は終了かも。