三田周辺は、実はあまり歩いたことがなく、地図で坂道を拾いながら歩くことになった。
(写真のキャプションは標識に記してある説明文を借用しています)
たしかに、両側にお寺があり、昔は寂しかったのかもしれないなぁ。
ほほぉ、ここを高野聖が行き来したのかぁ…
泉鏡花の雰囲気はまったくないけれど、このさきに怪しい建築物はあった。
この坂の上に立てば、潮のにおいもしたのかもしれない。
坂の上は普連土学園。建物のレンガの壁面の前に鉄砲ユリが咲き、いかにもキリスト教系の学校という印象だ。
この坂を下りきって桜田通りを渡ったところに、行列が取り囲んでいるビルがあった。
ラーメン二郎本店だそうだ。通りかかったのは午前10時前だったのにこの行列は朝ごはん?昼ご飯? 今までどれだけの慶大生のおなかを満たしてきたのだろう。
ラーメン二郎を横目に見て木陰が続く長い坂道を上がる。左側の美しい塀は綱町三井倶楽部である。(綱町三井倶楽部はウン十年前に友人の結婚式に招かれていったことがある) 右側の木陰はイタリア大使館である。
渡辺綱と言えば、植物の世界にもその逸話がある。美しい花なのに、渡辺綱が切り落とした鬼の腕に似ていると、羅生門かずらの名をつけられたシソ科の植物。ハイキングで出会えたらラッキーなのに、とんだ言いがかりをつけられたものだ。
アイドルグループ日向坂46はここからとったのだろうか?「けやき坂」には、港区の標識はないが(たぶん六本木ヒルズの開発会社が名付けた新しい坂道なのだろう)日向坂にはあります。(読み方が違うけど…)
この坂を下りきれば麻布十番だ。
港区の坂道探訪、始めたのは梅雨の時期だったのに、早くも盛夏となってしまい、日中歩き回るのも大変です。
でもがんばる!たぶん次回が最終回です。