武蔵野の自然と新選組ゆかりの地を歩く 2022/03/05

この日の駅からハイキングは武蔵境駅がスタート。

まずは駅南の杵築大社へ。

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杵築大社
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千本イチョウ富士塚

市天然記念物
杵築大社の千本イチョウ
昭和四十七年三月十六日指定 このイチョウは雌木で、主幹五本、支幹四十数本よりなり、主幹の樹高は約二五メートル、目通り幹囲二・五七メートルから一・二九メートル、枝張り一七メートル四方、根元周囲約四・ニメートルで樹勢すこぶる旺盛です。
現状からみて、昔、相当樹令のイチョウがあり、何らかの原因(落雷等)により地上部は枯死(約百五十年以上前)し、その根際より生じた支幹が成長して現在の主幹となったものと推定されます。多くの天然記念物は単幹老樹ですが、このような株立のイチョウはあまり類例をみません。
昭和四十七年三月三十一日建設 武蔵野市教育委員会

 

富士塚三多摩では最大のものとのこと

 

杵築大社を後にして、昔は一面の畑だったに違いない平地をひたすら歩く。

次は龍源寺。

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龍源寺 と 近藤勇の胸像

龍源寺には近藤勇の墓があるそうだ。入口の胸像は生誕100年を記念して地域の住民が建てたそう。

 

幕末・明治維新の歴史が好きな人は多いが、血で血を洗う抗争の時代でもあったわけで、想像すると心が塞ぐ。

今のウクライナ情勢を見聞きしても、どうして同じ人間同士で戦い殺しあわなければならないのかと思う。大きな暗い川のような運命に飲み込まれていく人々を、どうすることもできず呆然と見ている。

 

近藤勇墓所を後にして、足がぐっと重くなった。

 

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武蔵野の森公園(展望の丘)

ああ、飛行機だ。

以前に読んだ歴史の本で一番感動したのは、「人類が月面に降り立ったのは、ライト兄弟が初めて有人飛行をしてからわずか66年後のことでした」という一文だった。

驚くべきは人の力、その限りない可能性がどうか明るい方向に向かいますように。

 

丘の上からしばらくぼーっと飛行機を眺め、次に北に向かって野川公園に入った。

野川公園の自然観察園で春の息吹に触れる。

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ソシンロウバイサンシュユ
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セツブンソウとオオイヌノフグリ
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クリンソウザゼンソウ
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ヒメオドリコソウとアオイスミレ

寒い冬を耐え忍び、日が伸びれば忘れずに花を咲かす。けなげな植物たちに元気をもらって、再び北へ向かって歩き出す。

JR中央線を越えると玉川上水だ。もう少しするとウグイスが鳴いたり、カワセミが飛んだりするのだろう。

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玉川上水

落ち込んだり癒されたりの14.7Kmだった。

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