文化的な一日

いつも楽しく聴いているPodcastの主催者さん(Podcasterさんというのかしら…)が「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」を見に行ったと呟いていた。

え~私も行きたい!と最終日に滑り込みで近代美術館へ。

あぁ、これも、これも。。

昔教科書で見たような作品ばかりだった。

 

企画展では撮影NGのものが多かったので、常設会場で一枚、それも一部をパチリ。

菊池芳文
小雨ふる吉野
1914 大正3年

桜の名所である吉野の、 およそ100年前の光景です。 遠くの桜が雲とまぎれる光景は、 古歌に詠まれた 「み吉野の吉野の山の桜花 白雲とのみ見えまがひつつ」の世界そのものです。 タ イトルには「小雨」 とありますが、 かなりの雨が満開の桜を濡らしています。 作者の菊池芳文は桜の名手とうたわれた京都四条派の画家で、この作品でもさまざまに工夫をこらして います。 たとえば花びら。 下辺に胡粉 (白い絵具)の溜まりができるように描いているので、 まるで花びら一枚一枚が雨の滴をのせている かのようです。

4階展望休憩室「眺めのよい部屋」

見事な曇天だけれど、吉野の桜もこんなふうだったかと想像して一休み。

 

次の企画展はガウディだそうですよ。

gaudi2023-24.jp

 

もう一つ、この日に画期的だったできごとは太宰治の「右大臣実朝」を読み終わったこと。作家のさすがの力量で、近習が語る実朝像に入り込むことができた。実朝が死んでしまえば物語は終わりなのは当たり前なのに尻切れトンボのような気がするのは、その後も北条家の話が続く「鎌倉殿の十三人」の見すぎか。。。