この日は珍しく千葉県へ。
柏の駅周辺は都心と少しも変わらない。でも少し足を延ばすと、わぁ、いなかだぁ
まずは柏神社にご挨拶
柏ふるさと公園を経て手賀沼を臨む
我孫子市に入りさらに北上すると紅龍山布施弁天東海寺というお寺があった。
千葉県指定有形文化財(建造物) : 平成18年3月14日指定
楼門
楼門は、文化7年(1810)の建立で、 間口3間 ( 一階 部分 20尺 ・ 約6メートル)、 奥行き2間(一階部分 12.8尺・ 約 3.9メートル) の2階建て、屋根は入母屋造(いりもやづくり)の桟瓦葺(さんがわらぶき) です。
一階部分は、漆喰で白く塗り固められていたと思われ、 竜宮城の門のような形をしています。 ただし、この部分は現在はコンクリートに変えられています。 また、軒下には、竜、麒麟、亀、松、鶴といった素木造りの彫刻がはめ込まれている点も特徴です。
建築の大工棟梁は、布施村の藤十郎という人物でした。 このような重厚な建築のできる名工がこの地域にいたということは注目されます。
千葉県指定有形文化財(建造物):平成18年3月14日指定
本堂(附)棟札1枚
本堂は、享保2年(1717)年に建立されたもので、桁行(間口)5間(38.5尺・約11.6メートル)、梁間 (奥行き) 6間(42尺・約12.6メートル) の規模となっています。
屋根は入母屋造で、正面の屋根に突き出すように据破風を設け、正面の軒には3間分の唐破風付きの向拝が作られてい ます。屋根は本来、茅葺きであったものを、現在は茅葺形の 銅板葺きに変えられています。
内部は、屋根の棟の通りに柱を立て、本尊を安置する内陣と礼拝・ 儀礼用の外陣に区画され、周囲には高欄を付けた縁が巡ります。 中世以来の密教仏堂の形式を受け継いでいるとともに、多くの部分に彫刻や彩色を加えるなど華やかな近世的な作り方が見られる点が特徴とされます。
棟札に願主本多正武(藩主)、江戸の古家家、 布施村後藤家の名が見えます。
千葉県指定有形文化財(建造物): 平成18年3月14日指定
鐘楼 (附 棟札1枚)鐘楼は、棟札によると文化15年 (1818) の建立です。 八角形 (一辺 11.4尺・3.4メートル)の石積基壇 (基礎) の上に、十二角形に柱を建て、周囲に円形の縁を巡らし、その中央に鐘を吊り下げています。
屋根は銅板葺の入母屋造で軒下には十二支などの彫刻が配置されています。
下から八角形の基壇、円形の縁、十二角形に配置された柱という組み合わせとなっており、非常に独創的な形の建造物となっています。
装飾に多くの彫刻が使われている点とあわせて、近世の寺社建築の多様なあり方を示しています。
設計にあたったのは、谷田部 (現茨城県つくば市) の名主 飯塚伊賀七、大工棟梁は今関峯蔵です。伊賀七は「からくり伊賀」といわれるように、当時としては奇抜な木製和時計や五角堂など数々の品々を発明し、この鐘楼の設計図も手がけています。
境内の裏手に回ると広大な田園風景を見ることができた。地平線やや左側にぽっちり見えるのは筑波山だろうか…
写真ではわからないが、ゴォ~ゴォ~と空が鳴り、寒風吹きすさぶ日だった。
約12.4Km
コースの中にJR東日本野球部柏野球場があり、練習風景が見られるとのことだったが、道に迷ってすっ飛ばしてしまった。
歳をとってだんだん地図が読めない女になってきたみたい…